先日のARS(新樹社発行)の記事に、国土交通省による外壁タイルの
落下調査結果が公開されていました。
全体で1万5417棟の調査報告があった中で、タイル落下のおそれがあると
診断された建築物が1781棟あったということです。
外壁タイルは経年劣化などで落下する可能性があるもので、
定期的な調査診断に基づき、適切な改修をおこない適切な状態に
保っておく必要があります。
日本には四季があり寒暖の差が激しく、毎年の台風による大雨
また、地震の多い国でもあることから、常に厳しい環境条件の中
にあると言えます。
外壁タイルの劣化は、特に外見では分かりにくい時もあり、外見上
ひび割れなどが見られなくても、年数が経っている場合は早めに
調査診断をおこない、できれば定期的に調査をおこなっていくことが
事故防止に繋がるとともに、建築物の価値も維持できます。