エバーガードの『サンプルづくり』。
先日のつづきをどうぞ。
“外壁タイル剥落防止工法”=エバーガード。
何だか難しそうな名前ですが、建物の改修における
有効な手法なんですね~。
大きな特長は、施工前の外壁タイルの見た目質感はそのままに
かつ、タイルの剥落を防止できるというところです。
今回作っているのは大きさこそ違いますが、
実際の大きな建物で施工する時と手順としては同じ。
サンプル用タイルです。“建物の外壁” と思って下さい。
サンプル用タイルを4分割して
①素タイル(何もしていない)
エバーガード施工
②艶あり
③半艶あり
④3分艶あり
と、1枚で見比べられるよう仕上げていきます。
②~④はトップコートで塗り分けですので、主材を
塗っていくところでは同じ手順です。
では!はじまりはじまり~
専用アンカーピンで建物と外壁タイルをしっかり連結して、
まず、プライマー(下地) を塗ったものに・・・
(左下は比較しやすいよう“素タイル”として
何もせず残してあります)
主材をコテで広げ、全体に伸ばします。
つづいて“くしゴテ”。その名の通り、『くし』のように線ができます。
見えるかな?
次はローラー。先ほど、できた線によって
パターンがつけやすくなります。
ローラーで仕上げた状態。
アップはこんな感じ。繊維の混じったアクリル樹脂エマルジョン
なので乾くまではこのような乳白色。
以上の手順を同じく、乾いてからあと2回繰り返します。
エバーガードの主材は何と!3層塗りなんですねぇ。
3層塗り終え乾けばホラッ!ご覧の通り。
乳白色はどこへやら?
違和感なく、剥落防止の膜ができています。
今度はそれをトップコートで仕上げて行きます。
つづく