私物デバイスでもOK。現場での3Dモデル活用を支援するARシステム

sugitec

こんにちは。株式会社ニコン・トリンブル(以下、ニコン・トリンブル)と言えば、カメラで有名なNikonと米国のテック企業のTrimble社の合併企業で、大手測量機器メーカーとして製品の開発や製造・販売をしています。

近年では、MicrosoftのHoloLens2とヘルメットが一体となった現場用のMRデバイスは業界では有名なデバイスです。


資料:株式会社ニコン・トリンブル

そんなニコン・トリンブル社が、3Dモデルを活用できるツールをタブレットやスマートフォンに拡張したARシステム「Trimble Connect AR(トリンブルコネクトエーアール)」の販売を開始したという話題。

3Dモデルの活用で現場の課題を見える化することで効率性向上

この「Trimble Connect AR」というシステムは、スタッフ各個人が所有しているスマートフォンやタブレット、PCなどを仕事で利用すること、所謂BYOD(Bring Your Own Device)の活用を想定しており、別途デバイスを導入することなく、作業員手持ちのデバイスで手軽に活用できるようになっています。


資料:株式会社ニコン・トリンブル

デバイス越しに3Dモデルを現実の空間中に配置することで、現場を直感的に把握することができ、スタッフ間お客様間の情報共有をスムーズにすることが可能。デバイスはスマートフォンだけに限らず、タブレットやPCなど各種のデバイスに対応しています。

また、3Dモデルのアップロードやダウンロードの回数は無制限という、ヘビーユーザーには嬉しい内容の製品です。


資料:株式会社ニコン・トリンブル

各種ツールで現場での3Dモデルの運用を推進

Trimble Connect ARは、現場の空間中に瞬時に現場に3Dモデルを配置することが出来る「ARマーカー」。現場で発生したタスクをAR空間上に添付・クラウドにアップできる「To DO」。3Dモデルや現実空間の点や面・傾き情報を測定できる「計測」等、多くのツールがあります。


資料:株式会社ニコン・トリンブル

3Dモデルを現場表示することで、現実空間と施工図面の重ね合わせ検証や、出来形確認、埋設モデル確認等、様々な場面で効率的な3Dモデルの運用が可能になります。


資料:株式会社ニコン・トリンブル

また、ARに対応する3Dモデルの形式に関しては、Trimble社のクラウドサービスである「Trimble Connect」と連携することで、あらゆる形式の3DモデルをAR表示できるようになっており、施工業者ごとにデータ形式が異なる場合においても、クラウドで管理・AR表示でき、プロジェクト全体を誰でも素早く把握することが可能とのこと。

現場での3Dモデル運用をさらに強力に

ニコン・トリンブルでは、今回の「Trinble Connect AR」の他、クラウドと連携しTrimble XR10(ホロレンズとヘルメットの一体型デバイス)を通じて3DモデルをMR運用できるシステムを組み合わせたソリューションをサービスしてます。

MRを活用したものではリアリティの高い3Dモデル表示を。今回のTrimble Connect ARでは手軽さと情報共有のスムーズさを。これらの併用で現場の3Dモデル運用を強力に推進していくとのことです。


□株式会社ニコン・トリンブル
建築・施工・製造現場用 ARシステム「Trimble Connect AR」
リリース記事:https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=407

ニコン・トリンブル
お問い合わせフォーム:https://www.nikon-trimble.co.jp/contact/index.html

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