こんにちは。本日は広大な面積を持っている製鉄所の原料ヤードの棚卸しに、ドローンで効率化するソリューションが導入されたとのプレスがありましたのでご紹介いたします。
導入されたソリューションは、ソニー株式会社と株式会社ZMPが共同出資で設立した、ドローンによる産業用ソリューションを開発・製造・販売を行っている、エアロセンス株式会社（以下、エアロセンス）のドローン写真測量ソリューション「エアロボ測量2.0」というソリューションです。
構内作業員による原料ヤードの棚卸し作業を効率化
「エアロボ測量2.0」とは、標定点測量から空撮、データ処理までを自動で行うことで、労力のかかっていた座標計測、画像処理やデータ作成業務が大幅に効率化できるソリューションで、日本製鉄株式会社の東日本製鉄所君津地区にて正式採用されたとのこと。
出典：エアロセンス
製鉄所は、長さが数kmにも渡る広大な原料ヤードが存在し、様々な製鉄原料が野積みで保管されているそうです。その原料の棚卸には多くの作業員を導入し地上測量を行っているとのことで、その効率性には課題があったといいます。
そこでエアロセンスでは、自動飛行が可能な国産ドローンの「エアロボ」、精度を担保するためのマーカーである「エアロボマーカー」、高速で自動測量計算を行う「エアロボクラウド」の３つを組み合わせた、ドローン写真測量ソリューション「エアロボ測量2.0」を使った製鉄原料の棚卸作業の現場での検証を、日本製鉄と共に2019年から行ってきたそうです。
出典：エアロセンス
そしてこの度のプレスで、原料ヤードの棚卸作業方法として静止導入が決定し、運用開始したということが発表されました。
出典：エアロセンス
この導入によってこれまで多くの人手をかけていた棚卸作業の時間短縮と省人化に繋がります。また三次元形状をもとに原材料の量を計算することから、これまでの測量よりも精度向上が期待できるとのこと。
重化学工業の現場においてもDXの浸透は加速していきそうですね。
□エアロセンス株式会社
日本製鉄にドローン写真測量ソリューション「エアロボ測量 2.0」を導入
リリース記事：https://aerosense.co.jp/pressitems2022/0113
この件に関するお問い合わせ
エアロセンス株式会社
TEL：03-3868-2551
※AEROBO®（エアロボ）はエアロセンス株式会社の登録商標です。
