電動キックボードシェアのワイヤレス充電システム、大林組らが実証

sugitec

こんにちは。今週月曜日より開催された東京ビッグサイトでの建設DX展も、昨日で無事に大盛況のうちに終えることができました。本当に多くのご来場をいただきありがとうございました。

スギテックでは、ユーザーの皆様に喜んで頂けるサービス・技術の提供が出来る様、今後も日々研鑽して参ります。 今後ともご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、本日は電動マイクロモビリティのシェアリングを提供されている株式会社Luup(以下、Luup)の、電動キックボードのワイヤレス充電ポートシステムを、スーパーゼネコンである株式会社大林組(以下、大林組)と、古河電気工業株式会社(以下、古河電気)が共同で開発し、その実証を開始したという話題。


出典:大林組

大林組が電動キックボードのワイヤレス充電ポートシステムの開発と実証を開始

まずは、この電動キックボード(電動マイクロモビリティ)のシェアリングサービス「Luup」は皆様ご存知でしょうか?街中を駅前化するインフラを作るというミッションを掲げ、東京を中心に横浜や、関西では大阪、そして先月11月26日から京都市でサービスが開始されています。


出典:LUUP

1回110円~(1分ごとの課金)という低価格で素早い移動が可能なことから、満員電車を避けた移動手段として通勤に活用したり、遠い距離を楽に移動したりと今新たな移動手段として注目されてきているようです。

特にこのLUUP社の電動キックボードのシェアサービスに関しては、新事業活動実施区域を走行する場合において、政府より特例措置を受けていることから、一般の電動キックボードと違い、車道以外に自転車道を走れたり、ヘルメットの着用が任意になっていたり、二段階右折がなかったりと、利用しやすく緩和されています。


出典:LUUP

その電動キックボードのワイヤレス充電ポートシステムが開発され実証試験が開始されたということで、従来の充電では、人が巡回して充電池を回収・交換という作業を行っていたそうですが、これがワイヤレス充電に変わることで、この作業が削減され、充電管理にかかる運用コストの縮減となります。

また、その日々の電池交換作業が不要となり、交換用の予備電池を大幅に削減可能。大容量化していた電池搭載量も低減できることから、機体のコストを削減と軽量化による燃費の向上が期待されます。

今回実証試験されているこのワイヤレス充電システムですが、今後も実証試験を重ねていき、利用者・運営者にとって最適な充電システムやインフラの研究、改善を進めていき、2025年度の製品化を目指して検討していくとしています。


□株式会社大林組
電動キックボードのワイヤレス充電ポートシステムを開発、実証開始
リリース記事:https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20211207_1.html

□LUUP:https://luup.sc/

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