竹中工務店がノルウェーの開発会社と技術開発で連携

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記事のポイント

・竹中工務店が、BIM活用のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速すべく、ノルウェーの建設向けソフトウェア開発会社のRendra(レンドラ)社と連携を開始した。

・技術開発の連携にはRendra社が開発したBIMモデルを中心にドキュメント管理やワークフロー管理が行えるクラウドプラットフォーム「StreamBIM」を中心に据える。

BIMクラウドプラットフォームを活用し建設プロセスのデジタル化を目指す

竹中工務店は建設業界の魅力向上を実現すべく「竹中新生産システム」による業務プロセスの抜本的改革の展開を開始しており、その改革の中心的取り組みのひとつにBIMを活用したDXを据えている。

その活動の中核として、様々なツールを使い作成されたBIMモデルを連携する「オープンBIM」を展開しているそうだが、「StreamBIM」を活用した技術開発の推進で、その活動をさらに加速し広く展開していく。

「StreamBIM」とは、BIMモデルを中心にドキュメント管理やワークフロー管理が可能なBIMのクラウドプラットフォーム。パソコンをはじめスマートフォンやタブレットなど様々なデバイスでBIMモデルの閲覧が可能であり、2Dの図面を含めた様々な情報のドキュメント管理ができるという特徴を持っている。

更にその情報を活用し、設計・施工段階から維持・管理段階まですべての関係者のコミュニケーションの円滑化と可視化を可能とする。竹中工務店にではすでに50以上の現場で活用しているという。


出典:竹中工務店

今後、両社では「StreamBIM」と他サービスとの連携を強化する技術開発を進めるとのことで、まず竹中工務店がオープンBIMの中心として使用している「Solibri※1」とBCFファイル※2 を介したコラボレーション機能について更なる機能向上に取り組み、様々なデバイスでの迅速な課題解決を可能にする。

また、BIMの管理ソリューション「dRofus※3」や360度画像管理ソリューション「HoloBuilder※4」など各種ソリューションとの連携を技術開発により進め、プロジェクト全体におけるBIMモデルに関連したデータ活用の幅を広げていくとのことだ。

※1 Solibri:主要なBIMアプリケーションのIFCモデルを読み込み、表示、干渉チェック、整合性チェック、空間分析、アクセシビリティ分析などを実行し、品質保証を可能にするソリューション。

※2 BCF:BCF=BIM Collaboration Formatは、IFCファイルを利用するユーザーの相互コミュニケーションを容易にするフォーマット。

※3 dRofus:独自の計画、データ管理、BIMコラボレーションツールで、すべての関係者に広範なワークフローサポートを提供する。

※4 HoloBuilder:建設現場で撮影された360°写真を整理・共有するクラウドサービス


□株式会社竹中工務店
Rendra社とBIMを活用したDXに向けた技術開発で連携
リリース記事:https://www.takenaka.co.jp/news/2021/04/02/

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