こんにちは。ドローンの空撮データを有効活用するにあたり、ソフトウェアソリューションが必要になりますが、いまや日本製または海外製、色々なメーカーからリリースされています。
基本的にどのソフトウェアを選んでも必要機能的に大きく変わるものではなく、データ量などで導入コストの部分が変わるものも多いので結局はそこで天秤にかけることになりそうです。サポートはどうなのか?といった部分も人によっては重要な部分です。
そんなドローンのソフトウェアソリューションですが、この度DJIが、ドローン空撮データを3Dモデリングや地図に変換し、分析や意思決定を容易にサポートするソフトウェア「DJI Terra」の新しいプランを発表しました。
ドローンデータを可視化、分析するDJI Terra
DJIのドローン技術を活用している企業・組織は、公共の安全、建設、インフラ、農業、映画産業等、各業界でこの「DJI Terra」を活用し、空撮データの収集、可視化、分析をすることが可能となります。
実はこの「DJI Terra」は昨年3月にサブスクリプション型のソフトウェアサービスとしてリリースされており、このブログでもご紹介したことがあります。
そのサブスクリプションプランとは別に、買い切りの永久ライセンス(Proバージョン)が今回新たに再リリースという形になります。
気になる金額は約48万円。そして2年目以降は年間更新費として15%となっているそうです。現状最安のライセンスタイプがProではないAdvancedバージョンのサブスクリプションが約10万円なので、買い切れば初期費用としては大きいですが継続して使っていく分にはランニングが抑えられるという格好です。
DJI Terra概要
自動飛行計画とデータ収集を可能にする「DJI Terra」は、ドローンパイロットが撮影したいエリアや対象物、作成したい地図や3Dモデルの種類に基づいて、使いやすい複数のオプションを使用し、自動飛行を迅速に計画するのに役立つソフトウェア。飛行計画には以下のミッションが用意されています。
出典:DJI
1.エリア
多角形の飛行エリアを地図上に描くことにより、特定のエリアを素早く簡単に撮影します。DJI Terraは、選択されたエリアを基に効率的な飛行経路オプションを自動的に作成。
2.ウェイポイント
ウェイポイント、機体の高度 / 速度 / 向き / ジンバルピッチ / 角度などの調整可能なパラメーターを使用し、エリア内または対象物周辺の動的なカスタム飛行経路を作成。
細心の注意が必要な複雑なミッションでは、3D飛行可視化機能を使用して、既存の3Dモデル上にミッションを設計し、シミュレーションすることが可能。
3.オブリーク(斜め撮影)
同じルートを複数回自動で飛行することにより、豊富なデータセットを収集。各飛行でカメラの角度を自動調整し、さらに新しい詳細情報を撮影することで、様々な角度からの対象物やアセットの鮮明な3Dモデル、リアルタイムマッピングと緻密な3Dとモデルが得られる。
リアルタイムマッピングと緻密な3Dモデル
リアルタイムマッピング機能によって、パイロットは「DJI Terra」で素早く2Dオルソモザイクマップをドローンファイルとして生成することが可能です。状況認識が重要であり、一刻を争うミッションや数分で意思決定が必要とされるような現場に最適。
出典:DJI
DJI Terraの高速処理機能は、車両事故の再現や建築プロジェクトの進捗状況追跡、橋梁や道路などの大規模な重要インフラの点検調査など、産業用途に用いられる詳細な2Dオルソモザイクと3Dモデル再構築で鮮明でリアルな描写をあらゆる環境下で実現できるとのこと。
「DJI Terra」無料オンラインセミナー開催
このDJI Terraですが、ここで紹介した主要な機能や業務活用の実用例を紹介するというオンラインセミナーが開催されるとのことなので、DJIのソフトウェアが気になる方は一度参加してみてはいかがでしょうか?ソフトウェアはイメージが掴みにくいので実際に見るのが一番ですね。
参加は無料とのことですが、事前登録が必要で只今受付中です。
セミナー日時:2020年7月28日(火)14:00~15:30
受講料:無料
事前登録受付:【→受付ページはこちら】