テラドローングループ企業が中国にて医療物資のドローン輸送

sugitec

こんにちは。京都でも新たな感染者が増えており今だ収束に向かわない新型コロナウイルスですが、今月中には落ち着くのでしょうか。見えない物は中々に厄介です。

中国から広がったこのウイルスですが、先月まさに猛威をふるっていた時期、1000人以上の感染者を出していた浙江省・新昌郡で、テラドローンが地方自治体や医療機関と連携し、ドローンによる医療物資の輸送プロジェクトを行っていたそうです。


出典:テラドローン

テラドローングループ企業のアントワーク社が医療物資のドローン輸送

テラドローンのグループ企業の「アントワーク」社が、先月6日のAM9:00にドローンで医療品や検査キットなどの医療物資を新昌人民病院から、新昌郡疾病管理センターへ輸送を行いました。

今だ世界で猛威をふるっている新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく、地方自治体や医療機関と連携し「ドローンによる医療物資の輸送プロジェクト」を開始。

新昌郡は深刻なウイルス被害を受けている省のひとつ、浙江省にあり、先月6日の時点で1,006人の感染が確認されています。


出典:テラドローン

独自ドローンと無人ステーションを活用

プロジェクトでは、同社で開発されたドローン「RA3」及び「tr7s」、さらに無人ステーションである「RH1」を活用して、医療物資を新昌人民病院、新昌郡疾病管理センター、新昌郡人民病院の大市聚の分院間で輸送を実施。


出典:テラドローン

同社のドローンや無人ステーションを活用することで、輸送物と人員の間の接触を減らすことができ、医療物資の二次感染を効果的に防止することができます。

同社では中国民間航空局(CAAC)が昨年10月に発行した、世界初の都市型ドローン輸送におけるライセンスを取得しているとのこと。

新昌郡疾病管理センターへドローンで医療物資が輸送完了

輸送手段をドローンにすることで、通常の道路輸送と比較し、輸送効率が50%以上も向上。同時に医療スタッフや救急車の前線への輸送も増加しており、ドローンの活用で人的・物的資源を最大限に節約することが可能に。

1月23日に武漢市の閉鎖ニュースが発表された直後から、同社では様々な地域の保健および疾病管理部門と連携を開始。

新昌市民病院プロジェクトの本格的稼働後には、全国の医療機関の航空輸送サービス展開を積極的に支援し、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止すべく、ドローン技術を最大限提供していくとのこと。

まとめ

道路輸送は渋滞などの交通状況によって時間が安定しない場合もあるので、それを考えるとそこに左右されないドローンでの空輸は圧倒的にスピードも早く効率的です。

日本ではまだまだこのような事例はないですが、今後医療分野に限らずこういったドローンの利点を活かした輸送は当たり前になってくるでしょうね。

それにしても新型コロナウイルス、早く収束してほしいものです。

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