こんにちは。かねてから弊社で購入を予定していたマイクロソフトの「HoloLens2」がやってまいりました。
世界的にかなりの受注が入っており、マイクロソフトからは「予定よりもかなり遅れる(4月頃になる)」という話を聞いていただけに突然の到着です。結構早めに注文しておいて良かったです。注文してすぐに届くような状況には当面ならないでしょう。
出典:Microsoft
少し体験してみたのですが、素晴らしい完成度でした。まず立ち上げ時のキャリブレーション設定で度肝を抜かれます。目の前の空中に美しいハチドリらしき鳥が飛んできて、手をかざすと自分の手や、指をたてると指にとまります。
これは手をはっきりと認識できているからこそ。HoloLensでは手を認識できることで、操作が自分の両手で自然に行えるようになっています。
とりあえず早く届いたからと言っても活用はまだこれから。このHoloLensでどう業務効率化していくか、我々がどんな活用方法を見出すか、また時が来たらこのブログでご紹介したいと思いますのでお楽しみに。
さて、本日は田辺工業株式会社とNTT東日本が連携し開発された、ウェアラブルカメラを活用した映像コミュニケーションサービスのご紹介。
製造・建設業向けのICTソリューションが提供開始
こちらの技術は、製造業や建設業、インフラ業界などの現場作業者と、オフィス・現場事務所など遠隔地にいる管理者や監督、熟練技術者をウェアラブルカメラを活用し繋げるというもの。
以前より同様のサービスはいくつかご紹介してきましたが、やはりそれだけ現場とのリアルタイムなやり取りを欲している業界は多くあるということですね。
開発背景
昨今では、製造・建設・インフラ業界などを始めとし、人手不足や高齢化、広域化・複雑化などの様々な課題に直面しており、現場の支援・管理などが効率的、効果的に行うことが求めあられています。
その解決策として、遠隔地を結ぶウェアラブルカメラを活用したサービスが国内外で幅広く展開されたいますが、田辺工業の方でそれらのサービスをトライアルしてみたそうです。
その結果、過酷な現場で活用していくには映像の乱れやヘルメット等への装着感などの点で、満足いくものではなかった為、現場を知り尽くしている田辺工業のノウハウと、NTT東日本を中心とした「ICTパートナー※」の技術を掛け合わせて新たなサービスを提供し、業界の変革にチャレンジしていくことになったというのが今回の連携の背景。
このプロジェクトに参画しているICTパートナー
株式会社ザクティ、沖電気工業株式会社、株式会社BONX
サービス概要
製造・建設・インフラ業界の現場作業者と、オフィス・現場事務所など遠隔地にいる管理者・監督者、熟練者を結び、映像と音声でのリアルタイムコミュニケーションを実現するものです。
出典:田辺工業株式会社
機器が届き次第にすぐに使えるように事前設定を行っておくことで、オールインワンで提供するとのこと。
提供物品
ウェアラブルカメラ、イヤホンマイク、通信機器、視聴用タブレット、モバイル通信回線、装着品、クラウド及び関連するソフトウェア一式、環境構築・保守一式等
サービス特長
現場での使いやすさを徹底的に追求し、現場で使い続けられるサービスを目指す
出典:田辺工業株式会社
1.ヘルメットへの装着を想定した完全ワイヤレスかつ軽量化(約130g)を実現したウェアラブルカメラ
2.ヘルメットに装着したカメラ映像のブレを極限まで補正し、視聴者の負担を軽減
3.カメラ及びイヤホンマイクは防水仕様とし、その他の装着機器類も専用ケースに収納することで雨等の過酷な作業現場での利用に対応
4.複数の監督者・熟練者等と現場作業者を結ぶことを想定した多地点での映像・音声接続が可能
5.全ての機器は事前に設定済みのため、現場での設定を不要とし利用者の手間を軽減
まとめ
この手のサービスは建設業界でも多く出てきていますが、それらを使用した上で現場で使い続けられるという部分を徹底的に追求したサービスということなので、かなり期待ができそうです。
このサービスは2020年の上期に提供が開始されるとのことで、一括購入、またはリースでの契約が想定されています。オフィスと遠隔地を結ぶこのサービスを考えられている方は検討してみる価値がありそうですね。
ちなみに2月12~14日に東京ビッグサイトで行われる「ウェアラブルEXPO」に出展されるとのことなので、気になる方は足を運ばれてみてはいかがでしょうか?