こんにちは。昨日NECが遠隔飛行実験していたドローンが制御不能となり、実験場の外へ飛行したまま行方不明になっているというニュースがありました。場所は東京都府中市。
実験をしていたのが10日ということなので1週間以上も行方不明の状態。そのドローンは重量が7kgということで、不時着していればいいのですが高い場所に引っ掛かっていた場合、何かの拍子で落下し下に人などがいれば大惨事は免れません。
早く発見されるといいのですが…。何やら突如制御不能状態になったそうで原因は不明とのこと。やはり技術が発達してきているとは言え、100%はないということを念頭に置いておきたいですね。
さて、本日はIoTの新潮流であるエッジコンピューティングを活用した、リアルタイム顔認証ができるAIモジュールが提供開始されたという話題。
エッジ処理でリアルタイムな顔認証を実現する「Eeye」
この「Eeye」というAIモジュールですが、カメラ単体で人の顔の特徴点をリアルタイムに解析できるというもので、株式会社WDSより提供されます。
出典:PRTIMES
解析データから特徴点のデータのみを取り出すことで、データを軽量化し高速処理を実現。その解析速度は0.1秒以内に10人を解析するという早さ。顔認識率も99.9%を実現しているという高速高精度なものとなっています。
暗視機能も搭載されており、暗所での認識にも対応しています。
出典:株式会社WDS
商品スペック
●I/F :USB2.0対応USB3.0
●通信プロトコル:UVC
●レンズタイプ:M12
●ISP:soc統合(最大サポート4K 60fps)
●CNN計算能力:1.2T OPS
●ビデオストリーム:1080P@30fps
●25フレーム/秒
●1フレーム同時解析 10人/0.1秒
出典:株式会社WDS
活用用途は
この顔認証により、性別や年齢などの顔の特徴を解析できる他、顔の特定値の比較ができるようになります。
顔の特徴値を利用する場合はマーケティングツールへの活用。顔の特定値比較によって本人確認ができることによるロックの解除などへの利用が可能。
出典:株式会社WDS
例えば、最近は駅中や街に設置されているデジタルサイネージに採用することで、見ている人に適合したコンテンツを配信したりということが可能になります。
顔認証というとまずロック解除が思う浮かびますが、店舗等が活用するにはこういった来客の性別や年齢を解析することによるマーケティングへの活用は需要がありそうですね。
また同社ではロック解除の顔認証パネル商品として、「壁掛け型のパネル」や「既存の自動ドアシステム」が提案されています。
出典:株式会社WDS
自宅や会社のドアが顔認証になればかなりセキュアになり、鍵などを持つ必要もなくなりそうです。
まとめ
建設現場などではQRコードによる入退場が行われたりしていますが、近い将来にこのような顔認証になっていく可能性は高そうですね。
海外ではスマホすら必要としない、顔認証技術を活用した決済が社会実装されて主流になっていたりしますが、日本では技術はあるもののリスクの恐れからか中々社会実装にまで至っていません。
いち早く社会実装をしてから出てきた問題点に対して規制整備していく国に対して、まず規制を固めないと動けないという日本社会のあり方も課題と言えます。