海洋土木・港湾施設建設工事者向け「みまもりサービス」

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こんにちは。昨日にまた台風が発生し合計3つになりましたが、中でも昨日発生した台風10号は本州に接近しているようです。ちょうどお盆休みで帰省される方も多いと思いますので動きに警戒しておきましょう。

スギまる
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また相変わらず猛暑は続いていきます。来年の今頃は東京オリンピックで盛り上がっていると思いますが、運動が原則中止とされるような厳しい暑さの中で果たして大丈夫なのか?と思ってしまいますね…

さて、本日はマリコン大手の東洋建設と、AIシステムなどの開発を手掛けているアイフォーコム・スマートエコロジー株式会社が共同で開発したという「みまもりサービス Sea Rescue」というサービスをご紹介。

海洋土木工事・港湾施設の建設工事従事者向けに

この「みまもりサービス Sea Rescue」ですが、作業員ひとりひとりに装着したセンサーから取得したデータや、温度や湿度などの環境データを取得。

作業者の状況を把握することのできるIoTを活用した作業者向けの見守りサービスとして、すでに実際の港湾工事現場へ導入済みとのこと。

従来の転倒検知や熱中症の危険度、脈拍、有毒ガスの検知に加えて、落水検知などの海洋工事独特の施工環境に合わせたという新しい機能を開発。海洋工事の安全管理品質の向上を実現しています。

システムの概要

今回開発された「みまもりサービス Sea Rescue」は、作業者周辺の温度や湿度、各現場の近傍の気象データから算出されたWBGT値をもとにした各作業者の熱中症危険度の把握、脈拍の検知、有毒ガスの検知が可能。

それら情報で作業者や管理者に注意喚起することが可能。また、現場作業者が装着している小型加速度センサー等の情報によって、転倒や落水など作業者の動きを数値化。


出典:アイフォーコム

作業者の異常を近くの別の作業者や管理者へいち早く知らせると共に、情報共有することで適切な対応を可能とします。

この製品は落水などの作業者の環境や状況の迅速な見守りを目的としており、労働災害の発生低減が期待できるとのこと。

また、センサーで取得したデータはクラウド上に蓄積され、そのデータを基に個々の作業員の危険行動や熱中症警報の精度向上など、事故発生の要因分析に活用できることで、より安全性の高い作業環境構築に繋がるシステムとなっています。


出典:アイフォーコム

まとめ

これまで土木や建設現場などで同じように作業員をみまもるシステムは色々と登場していて、過去にこのブログでも紹介してきました。

今回のシステムは海洋土木分野ということで、やはり陸上とは大きく違う海という環境での事故を防止するための機能が盛り込まれているのが特徴ですね。

現場の危険作業や熱中症を撲滅していく為には、作業員同士での相互の安全確認は必須です。しかし人である以上はいつでも完璧にできる訳ではありません。

今回のシステムやこれまで紹介してきたようなIoTを活用したシステムを活用することで、一歩進んだ安全品質の向上ができるのは間違いなく、今後の現場ではスタンダードになっていくでしょう。

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