こんにちは。全国的に猛暑が続き、昼夜を問わず過酷な暑さとなっています。夜に寝る際も我慢せず快適な睡眠ができるよう温度調整し、少しでも身体に疲れが溜まらないようにしていきましょう。
さて、本日はBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)の3次元データを活用して、ARやVRコンテンツの制作を行うというサービスのご紹介。
サービス開発は3DCG技術をベースにした映像コンテンツや、シミュレーターの制作・開発などを手掛ける株式会社キャドセンターです。
BIMデータからAR・VRコンテンツを制作。ストリーミングによるリアルタイム操作も
こちらのサービスは、建築業界で普及の進んでいるBIMデータを3DCGに変換し、ARやVRなどのコンテンツとして提供をおこなうというもの。
出典:PRTIMES
建築における設計や施工の領域では、BIMデータは業務効率化の観点から普及が進んでおり注目を集めています。キャドセンターではこれまで2DのCADデータから3DCGを作成する業務に取り組んできたそうです。
その不動産領域におけるデジタルコンテンツ制作の知見を生かし、今回AR・VR等のデジタルコンテンツに必要となる3DCGの制作を、設計用BIMデータから変換することで効率化をおこなうフローを確立。
キャドセンターのBIMデータ活用サービスとはどんなものか
BIMデータは設計や施工の現場に限らず幅広い領域で活用が期待されています。この度開始するサービスでは、BIMデータの変換を効率的に行い、ワンソース・マルチユースのコンテンツ展開が可能。
リアルタイムレンダリングに対応していることからAR・VRのデジタルコンテンツ制作に利用可能な他、配信機能を活用し、ブラウザ経由での操作も実現しています。
出典:PRTIMES
複数の同時アクセスによって設計の検討にも利用可能な他、マンションやオフィス等の販売プロモーションツールとして、制作する物件のパースアングルの検討にも活用できるようになっています。
既存のBIMデータがあればそれを変換するだけで、AR用にもVR用にも対応できるというのは便利ですね。かなり業務の効率化が図れるのではないでしょうか。
エピックゲームズジャパンが協力
このサービスの実現にあたっては、アメリカでゲーム開発を手掛ける「エピックゲームズジャパン」からの協力を得ています。
その理由としては、エピックゲームズ社の提供するゲームエンジン「Unreal Engine」が、不動産のプロモーションで最要視されるフォトリアルなエクスペリエンスを実現するためにも不可欠なものとなっているからだそうです。
出典:PRTIMES
「Unreal Engine」のもつ表現力が、建築空間の直感的な把握と認識をもたらし、入居後の利用イメージや生活イメージを生き生きと躍動感のあるコンテンツとして実現することをサポートしています。
UnrealEngineは主にゲーム開発を効率よく行えるゲームエンジンだ。無償化されているので誰にでも使うことができる。CADを直接読み込めるので、ARやVRなどの映像コンテンツを作成する際でも効率化が図れるだろう。
まとめ
AR・VRコンテンツも様々な業界で活用されるようになってきました。我々建設業界は現段階では、主にVRは安全教育での活用、ARは現場で完成図や図面を重ねて表示するというサービスが多数存在します。
業界ではCADの普及は進んでいます。手持ちのデータからこういったサービスで簡単にAR・VRコンテンツが制作できることで、CADからCGソフトで変換、レンダリングという手間もなくなることから、コストも下がるでしょう。
ここ1,2年でAR・VRデバイスの価格も下がってきましたが、やはり重要なのはコンテンツ。制作にかかるコストも徐々に下がることでコンテンツも増え、更に普及も進んでくれるといいですね。
出典:PRTIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000004108.html