こんにちは。台風5号が発生していますね。本州の方には通りそうにないですが、西日本では多少影響が出てくるということなので梅雨最後の大雨には気をつけていきましょう。
さて、本日は住宅業界では初となる、ドローンや床下点検用のロボットなどの先進技術を投入し、労働環境の向上を実現するという積水ハウス株式会社の「スマートインスペクション」サービスをご紹介。
土木・建設業界ではドローンやロボット技術の活用サービスがどんどん出てきていますが、住宅業界にもそれら技術の活用が広まってきそうです。
先進技術でお客様満足度、労働環境の向上を実現する点検システム
積水ハウス株式会社では、定期点検時にドローンと床下点検ロボット、小屋根裏点検ロボットカメラで高精細画像を撮影し、クラウドを経由してオフィスのサポートデスクに待機している専門スタッフが速やかに確認。
即座に不具合の判定を行えるという、戸建て住宅の新たな点検システム「スマートインスペクション」を19年の8月1日より、全国の29事業所のカスタマーズセンターで順次開始するとのことです。
出典:積水ハウス
複数の先進機器を組み合わせ、遠隔で診断するという点検システムは住宅業界では初になるそうです。
確かにドローンだけ、床下だけというのはあるだろうが、クラウドを介し総合的に点検システムとして扱っている所はないだろうな。
スマートインスペクションのメリット
・先進技術の導入で、常に高い品質の安定したアフターサービスを実現
・お客様の負担を軽減(点検時間の短縮、室内の汚れ、傷の回避等)
・高所や床下での作業を減らし、人手不足・高齢化など建設業界の課題を解決
概要
スマートインスペクションは、同社の実施している戸建て住宅の定期点検のうち、10年ごとの定期点検に導入。ドローンと床下点検ロボット、小屋根裏点検ロボットカメラを使用することで、今までの機材では撮影することのできなかった屋根上面などの10項目の点検すべてにおいて高精細な画像が撮影可能。
出典:積水ハウス
これら画像データを速やかにクラウド経由で事務所サポートデスクへ共有し、ベテランの専門スタッフが判定。これまで以上に安定した点検が実現可能となっています。
さらに従来2人で2時間(のべ4時間)かかっていた点検時間が、1人で約1時間45分(半分以下)に短縮が可能となっているそうです。これで、ユーザー邸に滞在する時間が短くなるとともに、点検が集中する日でもより多くのユーザーに対応することが可能となります。
従来は点検スタッフが床下や小屋根裏などに直接潜り込み点検をしているので、道具を室内に持ち込む必要がありましが、このシステムを使用することで、道具の持ち込みによる傷や汚れのおそれを回避することができます。
システムでの効率化で作業スタッフだけでなく、ユーザーにとっても早く終わってくれるのはメリットですね。また、「部屋に傷がついた」「汚れた」などのトラブルも回避することができます。
まとめ
これらの機器は全てスマートフォンやタブレット等で簡単に遠隔操作ができるようになっているそうなので、危険を伴う高所や床下での作業は不要になります。
誰にでも遠隔操作が簡単にできることで、高齢者や女性にも活躍の機会を広げるそうです!
いくら良いテクノロジーでも使う人が簡易に使いこなせなければ広げるのは難しいからな。簡単に使えるテクノロジーは新たな人材を呼びそうだな。高齢化、人材不足も徐々に解決できればいいんだが。