こんにちは。再度のご連絡。明日6月14日~16日まで、スギテックの京都本社・東京支店ともに社員旅行となりますのでご了承のほどお願い致します。さて、本日6月13日は「はやぶさの日」だそうです。惑星探査機のはやぶさですよね?
そう、探査機はやぶさが2010年のこの日に60億キロ、7年に渡る長旅から地球に帰還した日だ。その偉業を称え、あきらめない心や努力する心を全国に伝えていこうと制定されている。
60億キロって…想像もつかない距離ですね。60億キロも行ったらどこまで到着するんだろう。
そのまま行くなら冥王星で48億キロだからそこまで行けることになる。ちなみに太陽系の半径は1.6光年らしいので距離にすると15兆キロになる。光より速くならないと太陽系から出るのは不可能だな。
とんでもないスケール感…まさにロマンですね。ピンときませんが何かワクワクする感じがします。
ドローン撮影の画像をAI解析することで損害調査・修理費算出を迅速に
さて、本日は東京海上日動火災保険株式会社がイスラエルのAirobotics社と連携し、ドローンで撮影した画像をAIで解析し、損害調査から修理費算出までを行うという取り組みを開始するという話題。
出典:Airobotics
主には工場・倉庫等で発生した被害に対して実施し、顧客への迅速な保険金の支払いに繋げていく計画です。
取り組みの背景
近年の自然災害の大規模化、多発化により個人の住宅や家屋だけでなく、企業が所有・管理する工場や倉庫などでも被害が発生しています。
自然災害などで工場・倉庫などが損害を被った場合、被害状況を確認する対応において、保険会社の査定担当者や損害鑑定人が現地で立会調査を実施し、被害状況の調査結果と現場写真、被害額の見積書等を元に、支払う保険金額を算定・精査し保険金を支払います。
工場や倉庫では特に屋根・屋上の被害を確認する際に担当者に危険が伴うことから、詳細な損害調査が容易にできない場合があり、また大規模な物件の場合、査定担当者が全ての損傷箇所を調査するまでに時間を要してしまうという課題がありました。
同社ではこのような理由からドローンを活用し、正確かつ迅速な損害調査から修理費の算出を行い、保険金を支払う取り組みを検討してきたそうです。
取り組み該当と効果
同社はドローンの空撮技術や画像のAI解析に強みを持ったAirobotics社と連携し、ドローン撮影した複数の画像をAIで解析することで、迅速に損害調査から修理費算出までを行う取り組みを19年6月より開始しています。
出典:東京海上日動火災保険
Airobotics社のドローンで撮影した空撮画像を繋ぎ合わせ、正確に損害箇所や状況が把握できる画像データを作成。作成データはAIが瞬時に解析し、自動的に具体的損傷状況や損害額を算出。
AIには顧客からの同意に基づいた大量の画像データと、損害鑑定人等による画像の診断結果を学習させることで精度を向上させることが可能です。
期待される効果と今後
これらのテクノロジーを活用することで、損害鑑定人が報告書を作成する工程を大幅に効率化。鑑定人の調査で通常1ヶ月程度を要する保険金の支払い期間を大幅に短縮し、被害に遭った顧客に迅速な支払いが可能となります。
また、広域な災害では損害鑑定人の繁忙度が増すことが想定されますが、このシステムを導入することで迅速かつ多くの顧客の物件に調査を実施できます。
まとめ
災害現場を鑑定するというのはそれなりに危険が伴うことと思いますが、このテクノロジーの活用で業務全体が安全かつ迅速に行われそうですね。現段階でAIの鑑定能力がどこまで鑑定人の能力に近いのか気になりますが、これは数をこなすことで十分に精度が高いものになると思われます。
そうそう何度も災害があっては困りますが、いざという際に保険会社にとっても顧客にとってもメリットの大きいサービスとなりそうです。
お知らせ
改めまして、スギテックでは下記日程にて社員旅行となっております。期間中に頂きましたお問い合わせ等に関しましては、週明け6月17日(月)より順次ご対応という形になりますので、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
期間:6月14日(金)~16日(日)