こんにちは。6月に入りすでに5日。これから台風の時期なども控えていますが、何事もなく無事に過ぎてほしいものです。さて、本日5日は「環境の日」となっています。こちら国連による国際デー。
1972年の12月15日に日本とセネガルの共同提案によって、国連総会で世界環境デーとして制定された。
あれ?12月ですか?6月5日というのはどこからきたんでしょうか?
ちょうど制定された年の6月5日にストックホルムで国連人間環境会議というのが開催された。その日付を記念してということだな。毎年6月中は環境月間になっていて環境省や地方自治体、一部企業などが環境セミナーなどのイベントを行っている。
それで6月5日ですか。それはそうと確かに今月の環境イベント、ちょこっと調べるだけで山程出てきますね。結構盛んな印象です。
まあ企業にとっては絶好のアピールの機会だからな。消費者も多かれ少なかれ環境問題には関心があるだろうし、今の時代、環境問題に取り組むのは当たり前の事だな。
ソフトバンクの「おでかけ5G」を活用し建設機械の制御に成功
大成建設とソフトバンクは、第5世代通信システムである「5G」を用い、大成建設が開発中の遠隔操作と自動制御が可能な建設機械システム「T-iROBO」シリーズとの連携に成功したとのリリースがありました。
高速・低遅延・大容量で安定した通信が可能な5Gを活用することで、施工時に遠隔地から現場の状況をリアルタイムに確認し、建設機械の制御や安全監視などが可能となり、将来的な建設現場の省人化に繋がります。
出典:ソフトバンク
おでかけ5Gとは?
5Gの基地局などの設備一式を車などで持ち運べるようにしたソフトバンクの移動型5G設備。地方などで5Gのインフラを求めるニーズがあった際でも、設備一式を運ぶことで周辺で5Gが使えるようになる。
背景
建設機械の自動運転は、制御システムとの間で多くの映像データや操作指示を行う制御信号など、情報が送受信されるために無線通信システムの構築は必須。
従来、無線通信というとその多くはWi-Fiでしたが、Wi-Fiの場合、必要な速度や容量の不足、カバーエリアは限られた範囲(良くて50~100m)にとどまるために、多くのアンテナを設置する必要があったそうです。
大成建設とソフトバンクは、それら課題を解決すべく電波品質の高い5Gを提供できる可搬型設備「おでかけ5G」を活用し今回の実証実験を行われました。
実験概要
1.実験場(三重県員弁郡東員町)にて「おでかけ5G」の基地局1基を設け、局地的な5G環境を構築するとともに、自動制御式のバックホウおよびクローラダンプに「おでかけ5G」送受信装置を搭載。
2.実験場の現場操作室と、建設機械の操作拠点である大成建設技術センターを有線ネットワークで接続。
3.現場操作室と大成建設技術センターそれぞれから、建設機械の自動運転操作や建設機械に搭載したカメラ映像の伝送状況などを確認。
出典:ソフトバンク
検証結果
今回の実証実験で「おでかけ5G」を用いることで、従来の無線システムと比較して広範囲となる基地局から直線距離で100~200mの範囲で建設機械の稼働と映像の伝送が実現。
大容量の映像や制御データもスムーズに処理し、4Gと比べて映像の遅延時間が約10分の1以下という大幅な短縮に成功しています。
まとめ
今後、5Gが商用化される2020年以降に向けて施工現場での円滑な運用を目指し、引き続き5G環境下での各種建設機械との連携などの実証実験を進めていくとのこと。
2020年に商用化される5Gですが、サービス開始と同時にすぐに全地域どこでもカバーというのは現実的ではありません。おそらく常設地帯と随時対応していくエリアという形になるでしょう。
ソフトバンクのおでかけ5Gを活用することで、5G環境でこのように実証実験ができるというのはかなり有用ですね。いざ5G環境になった際に実証実験をしていては遅れをとりますからね。来るべき5G時代に向けて各社の実証実験は益々活発になってきそうです。