こんにちは。朝からどんどん気温が上昇しています。本日から週明けまで7月並みの真夏日となりますので、熱中症対策を常に意識しておきましょう。さた、本日5月24日は「ゴルフ場記念日」だそうです。明治36年のこの日に神戸に日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」がオープンしたのにちなんで制定されたそう。
当時イギリスの貿易商アーサーは日本の士族の娘さんと結婚して神戸に住んでいた。六甲山を愛していた彼は山荘を建てて避暑地にしていたが、友人たちと手作業で草を刈り3年かけてゴルフ場を作ったそうだ。そのゴルフ場こそ神戸ゴルフ倶楽部だ。
手作りですか!?なんていうか、ゴルフへの情熱がすごいですね。今もそこは存在するんですか?
勿論、日本最古のゴルフ場として存在しているぞ。ゴルファーにとっては聖地のひとつとも言える場所だろうな。
それにしても僕はゴルフをやらないですが、ゴルフ人口は今やピーク時から半減しているそうですね。かなり危機的じゃないですか。
そうだな。今の時代、若い世代の感覚ならゴルフに1日費やすという感覚はないだろうし、働き盛りの世代にしても上達までにかなりの時間を要するゴルフにかける時間的余裕もないだろう。そもそも今の時代に生きる人の感覚に合わないのが大きいと思う。
確かに。今の時代の効率さや時間間隔からいうと合ってないかも。何か新しい価値を付けないと現状では縮小に歯止めが効かないかもですね。
何かARなど映像分野等のテクノロジーで興味をもってもらうようなことはできそうだな。もう少しハードが進化してくれば色々出てくるかも知れない。
等身大のバーチャルキャラが警備と受付をする!?AIを活用したバーチャル警備システム
本日はAIの話題。今の時代、どこの業界も人材不足が嘆かれていますがセキュリティ業界も例外ではありません。この人材不足時代のセキュリティーニーズに対応すべく、セコム株式会社とAGC株式会社、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社NTTドコモの4社が共同でAIを活用し、警備や受付業務ができる「バーチャル警備システム」を開発しました。
「バーチャル警備システム」とありますが、これは等身大のバーチャルな3Dモデルのキャラクター「バーチャル警備員」が実際にディスプレイに表示され対応を行うというもの。無人の対応よりもより存在感があるでしょう。
出典:SECOM株式会社
開発背景
日本社会では今深刻な人手不足問題に直面しています。警備業では有効求人倍率が約9倍にも達しているそうで、高まるセキュリティニーズとそれを担う人材の量的アンマッチが生じているそうです。
特に有人施設などにおいて、常駐警備員に頼った警備を維持。拡大していくことは人件費の影響によるサービス価格の高騰を招く恐れもあり、社会に広く「安心・安全」を普及させていくため、新たな解決策が必要となっています。
システム概要
このバーチャル警備システムは、世界初となるAIを搭載したバーチャルキャラクターである「バーチャル警備員」が常駐警備サービスを提供するセキュリティシステム。
ミラーディスプレイに等身大3Dモデルの「バーチャル警備員」のキャラクターを表示し、常駐警備員が提供していた警戒監視や受付などの業務を提供します。
この「バーチャル警備員」が捉えた映像や周辺状況はリアルタイムで、契約されている施設内の防災センターに送信され、必要時に常駐警備員が対応する形をとることで、効率的な人員配置が可能になるとともに、運用コストの低減によってこれまで以上に幅広い業種の方がサービスを利用できるようになります。
出典:SECOM株式会社
バーチャル警備員は2パターン
このシステムは契約施設の内部エントランスの入り口等に設置して使用することを想定。バーチャル警備員は男性である「衛(まもる)」と女性である「愛(あい)」の2キャラクターを用途によって使い分けることが可能。
将来的には第5世代通信方式である「5G」を活用し、契約施設の外にあるセコムの遠隔監視センターで複数の契約先の監視を行うことも視野に入れているそうです。
バーチャル警備システムの特長
- 空間に溶け込む奥行き感とその中での存在感・立体感
周辺環境が写り込む高反射率のミラーディスプライの鏡面効果を用いて、設置場所に違和感なく溶け込みながら奥行きのある鏡像のなかにバーチャル警備員が存在感と立体感を発揮します。 - 立哨による警戒監視
バーチャル警備員は目配せなどによって存在感を発揮しつつ周囲の警戒・監視を行い、犯罪抑止効果を発揮。内部にカメラやモーションセンシングなどの各種センサーを搭載しており、来訪者が顔をヘルメットなどで隠している場合はAIが認識し、外すように注意を促します。 - AI技術を活用した受付
来訪者から話しかけられると、音声を認識すると同時に顔や持ち物なども画像で認識しAIが判断。必要時には監視卓の常駐警備員が遠隔で通話して応対することも可能です。また相手の背丈に合わせてバーチャル警備員が腰をかがめて目線を合わせて応対します。 - 緊急時には人による対応
急病人が発生し、その様子をバーチャル警備員が映像または音声で認識した場合、自動的に施設内の監視卓に通報。常駐警備員が駆けつけて適切に対応します。また、災害発生時にはミラーディスプレイに災害情報を表示することも可能。
まとめ
なかなか面白いシステムですね。大体がエントランスの受付で音声のみの対応だったり、警備部分では設置した監視カメラのチェックをおこなったりというパターンが多いと思います。
バーチャルキャラクターであっても等身大で人の姿をしたものが音声で受け答えをすれば、人はかなりの存在感を感じることでしょう。抑止効果は十分にあると思われます。
現在、警備以外にも施設の案内や駅構内での案内などでこういったキャラクターを活用する事例は増えてきているので、今後は益々増加していくのは間違いないでしょう。