こんにちは。今週も早金曜日。来週末から大型連休の方も多いと思います。経済効果は2兆円オーバーとの事ですが人によっては悪い部分もあるでしょうね。さて本日19日は「地図の日」だそうです。寛政12年のこの日に、江戸幕府から日本地図の作製を請け負った伊能忠敬が測量に出発したそうです。
もともと伊能忠敬は天文学者であり商人でもあった。
商いしてたんですか?地図の人としか知らなかったです。
忠敬は17歳の時に酒造家でもあった伊能家の婿養子になったが、忠敬が来た時には家業は既に危機的状況だったそうだ。しかしそこから商人としての忠敬の才能が発揮される。倹約の徹底や本業の酒造以外にも、薪問屋を設けたり米穀取引の仲買いなどをし、10年程で完全に経営を立て直したそうだ。
凄いですね。で、商人をやめて天文学の道に入ったと。パワフルな人物だったんですね。
そうだぞ。天文学を始めたのも50歳になってからだ。日本地図の作製に至っては測量に出発したのは55歳。そこから約17年間かけて地図を作っている。当時の世の中の平均寿命が55~60歳くらいだったことを考えると驚異的だ。
!?それは凄い!いくつになろうともチャレンジ、というか自分のやりたいことに貪欲な姿勢は見習わねばならない所ですね。
そうだな。何かを始める、特に自分の好きな事を始めるのに年齢は関係ないということを実感させてくれる。自分はもう何歳だからできない、と諦めているのは自分自身ということだな。
新しい構成のVRゴーグルでこれまで以上の没入感を実現
さて、本日は昨日に続いてNTTドコモが開発した製品の話題です。ご紹介するのはVRゴーグル。仮想現実(VR)世界へとダイブする際に必要となるのがVRゴーグルです。
出典:NTTドコモ
昨今ではスマートフォンを装着して使う安価で簡易なタイプのものから、高品質で本格的な体験を可能にするPC接続タイプのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)など、多くの商品が登場しています。
これらのゴーグルやHMDには共通して映像を見るレンズが装備されているのですが、高価なHMD以外、特に安価なスマートフォン脱着タイプのものになると、どうしても視野角が狭くなりレンズの枠までが視野に入ります。
ちょうど下の画像のように(ここまでは極端ですが)レンズの端までが見えてしまうと覗いているような形となり、没入感が大幅に落ちてしまいます。
出典:NTTドコモ
そこでNTTドコモが画期的な構成のレンズを開発
人の目の視野角は約210度と言われています。ですが実際には人間の目は、当たり前のことですが視界に入っているものが全てくっきりはっきり映っている訳でなく、注視・フォーカスしている部分だけがはっきりと見えていて、それ以外の周辺部分はぼやけた状態になっています。
出典:NTTドコモ
この人の目の視野の特性に着目して開発されたのが、上記の形のレンズです。レンズの周りに高倍率の特殊構造のレンズを配置することで、人の目の特性のような状態を作り出しています。
ハッキリ見える部分以外は少々ボヤケていようが、人間の認識には影響しないということ。逆に人の目と同じような状態を作り出せているので、超広視野角で没入感が段違いに上がるようになっています。
しかもこちら、スマートフォンを装着するタイプでアクリル樹脂のレンズと筐体の構成なので、軽量かつ安価に製造が可能とのこと。
まとめ
スマートフォン装着タイプのゴーグルは視野角が弱点という部分はありましたが、このレンズの登場でスマホVRのひとつの弱点が解消されそうですね。
なぜ今までこのアイデアが登場してこなかったのか、「その手があったか!」という感想です。まさにアイデア勝ちですね。