こんにちは。日中の温度は20度を超えるような勢いになってきましたね。またすぐに熱中症への対策が叫ばれるようになってくると思います。体調管理には注意していきましょう。
本日4月16日は「ボーイズビーアンビシャスデー」だそうです。1877年に札幌農学校の基礎を築いたというクラーク博士が北海道から去る時に「Boys, be ambitious.」という言葉を残したそうです。
その有名な言葉には続きがあるのを知ってるか?
続きがあるんですか?全然知らなかったです…
「Boys, be ambitious like this old man」訳すと「この老人のように君たちも野心的であれ」という激励の言葉だったそうだ。諸説あるが生徒の残した記録にもあるようで、これが一番有名かもしれない。
なるほど。可能性に満ちた若者を激励する良い言葉ですね。
自らの生き方に誇りを持っているからこそ強く発せられる、良い贈り言葉だな。
生産性3倍!竹中工務店開発の自走式墨出しロボ
さて、本日は竹中工務店が開発したという自走式の墨出しロボットの話題。
OAフロア1点当たりの墨出し速度を、同社の従来機の98秒から33秒まで短縮し、約3倍の生産性の向上を実現しています。ロボットは小型・軽量・機器コスト低減を追求した簡易な構成となっているそうで、導入のハードルも低くなりそうです。
出典:日刊工業新聞
これまで2現場で実証されているそうで、描画精度は平均2ミリメートル以下。これは従来の作業員が行う作業と何ら遜色はないそうです。
今後は製造・販売面の協業パートナーを募り、実用化に向けた課題を解決し、他社建設現場を含めた幅広い普及を目指すとのこと。
墨出しとは?
仕上げや設備工事など工事の基準になる線、位置を床や壁に表示する作業のこと。
墨出しロボ概要
従来機は低い生産性、高い価格が課題でした。今回の開発品では測量機にプリズム追尾型ではなく、安価な市販の3次元レザー測量機を使い、ロボットのずれは光拡散板に当たった可視光レーザーをカメラで計測。
パンプロッターを採用し維持費用も低減。XY軸移動用のモーター2個とリチウムイオン電池を搭載し、重量は約17キログラムとなっています。
作業手順は人が墨出しデータを作成、ロボットのノートパソコンに入れてWi-Fiで測量機に送信。測量機がレーザーで墨出し地点を指定し、情報を受け取ったロボットが目的地に自走し墨出し作業します。描画しない時の移動速度は毎分6メートル。100㎡の墨出しは約4時間で完了。
このロボットですが、メルセデス・ベンツ日本と竹中工務店が協業した体験施設「EQ House」や、事務所ビルの建設現場に試験導入し、実用化に目処を付けたそうです。
まとめ
今後は外装や墨出し用データの自動作成などを改善。併せて協力企業と連携し、OAフロアのサポート、設備用アンカー、間仕切り壁以外に、軽量気泡コンクリート(ALC)の壁や火災報知器など設備用器具に幅広く対応できる製品にしていくそうです。
墨出しの速度が3倍に上がっている他、やはり強みは自走式で放っておけば自動的にやってくれるところでしょう。夜間に無人稼働ができる、放っておけるという部分は状況によってはかなり助かるのではないでしょうか。
↓ちなみに以前ご紹介した墨出しロボ。新菱冷熱工業株式会社さん開発です。
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