こんにちは。2月に入りましたが朝晩の冷え込みはまだまだ続きそうですね。依然としてインフルエンザは全国的に警報レベルにあり、1月の4週目だけでも患者数は200万人を超えているそうです。
1医療機関あたりの患者数は過去調査開始以降で最も多くなっているそうです。異常な広がり方ですね。忘れた頃に…とならないよう油断せずにいきましょう。
昨日に引き続き、本日もドローン関連の話題をご紹介いたします。ドローンの業務活用といえば、ビルや規模の大きい建物や土木関連で活用されているイメージがありますが、一般的な住宅の屋根を診断する用途でも広く使われています。
屋根の診断にドローンの活用広がる
新築・中古住宅などのインスペクションをおこなっている株式会社南勝では、本年より既存のインスペクションに加えて、新たにドローンの本格活用を開始されているそうです。
その他では、テラドローン社が屋根の点検・撮影をタブレット端末でかんたんに操作するだけで自動飛行と撮影がおこなえるという屋根点検アプリ「Terra Roofer」を昨年リリースしています。
それぞれご紹介していきます。
南勝のドローン屋根点検サービス
元々、建物診断に強い一級建築士事務所ということで中古住宅の診断などに力を入れておられましたが、さらに他社がおこなわないサービスを先行していくことで差別化を図る目的でドローン点検サービスを導入されたそうです。
ドローン点検サービスの料金は、従来の他の建物診断のオプションとして利用した場合は3.5万円という金額になっており、ドローンの屋根点検のみの利用の場合は7万円になっています。
出典:DroneRoofer
点検のツールは、ドローンの自動飛行制御やデータ管理・加工をおこなうソフトウェアを開発・提供する、株式会社CLUEの屋根点検アプリ「DroneRoofer」を活用しているとのこと。
DroneRooferとは?
このアプリですがドローンの操縦は全てアプリで設定することで、誰でもかんたんにドローンの自動飛行点検を可能にするシステムです。
従来の人による調査方法と違いドローンの場合は省力化できるのは勿論ですが、点検で写真を撮ればすぐにその写真を施主に確認してもらうことも可能なので、安心してもらえるという部分もあります。
設定が簡単で誰でも使えるというのは必須のポイントですね。
テラドローンの屋根点検サービス
次にテラドローン社の提供する屋根点検サービスですが、こちら上記で紹介した「Drone Roofer」と似たサービスとなっています。その名も「TERRA ROOFER」。
出典:テラドローン
こちらも同じようにタブレット端末上で飛行経路などを設定することで、自動的にドローンが点検を開始し終了すると自動的に帰還するというかんたん仕様です。
似ているので気になったので調べてみたのですが、TERRA ROOFERのマニュアルに「タブレットにDrone RooferのAPPがインストールされたデバイス」とありました。ひょっとするとカスタムOEMのような感じなのかもしれませんね。
まとめ
ところでこのTERRA ROOFERですが、テラドローンが瓦の積算システムの開発や販売を手掛けるヤナイ・ソフトウェアーと業務提携しており、TERRA ROOFERのDXFデータをヤナイ社の瓦積算システムに取り込むことで、屋根の積算図面を自動的に生成できるシステムを構築しています。これはテラドローン社ならではのものですね。
テラドローンはヤナイ社以外にも火災保険の日本住宅保全協会や、ドローンの講習において株式会社ドローンフロンティアとも業務提携を結んでおり、住宅の屋根点検のワンストップサービスを実現します。
ドローンの操縦士がいなくともタブレット操作でかんたんに屋根の点検ができるというのは、実際に作業員が屋根に上がって高所作業をしていたことを考えるとかなり革新的です。効率もさることながら大幅に安全を確保できるのは大きいですね。