こんにちは。インフルエンザが流行ってきており、ここ数日で全国各地で警報レベルになってきています。京都でも府・市ともに警報が発令されました。人混みでのマスク着用、外出後の手洗いうがいを徹底していきましょう。
さて、昨日のドローン配送の話題に引き続いて、本日もドローン配送に関する話題です。昨日は日本国内でのドローン配送の本格化に向けた実証実験に関してのものでしたが、本日は中国で正式にドローン配送をスタートしたというもの。
出典:ロボスタ
EC大手の京東が四川省にてドローン配送スタート
中国の大手ECサイトといえば、アリババグループと京東(ジンドン)の2大巨頭が有名で、先日の「独身の日」のセールの際にはアリババで3.5兆円、京東で2.5兆円もの売上がありました。
出典:京東
その独身の日のセール期間中限定になりますが、京東がドローンによる配送を活用したということで、約2万回ものフライトさせ、合計距離12万キロにも及ぶフライトで荷物を配送したそうです。
そしてこの度19年1月より、四川省広安市でドローン配送を正式にスタートしたとの発表がありました。
集約された荷物をドローンで地元の配送センターへ
京東では過去2016年にはドローンの運営センターを設立しており、翌17年6月から陝西省、江蘇省、海南省、青海省、広東省、また大学キャンパスなどでドローン配送運営をおこなっていたそうですが、今回発表された山道が多い地域では今回初めてとのこと。
出典:ロボスタ
ドローンは体積が大きなものを除いて5kgから30kgまでの食品や電化製品、衣類などの配送ができるそうです。配送予定の荷物が「ドローン配送センター」に集まり、そこからドローンが購入者に近い地元の配送センターにまで荷物を届けます。
地元の配送センターからは、業者が各家庭まで荷物を届ける。という形で、最初から最後までドローンで届けるというものではありません。ちなみにドローンは自律飛行ではなく、プロの操縦者が手動で操縦するそう。意外ですね。
スピードと配達コスト削減に
山道の多い地域では、荷物の配達に半日かかることが多かったそうですが、ドローンを活用することで配達コストが少なく済むほか、配達スピードが10倍も早まるそう。(車で1時間かかるところがドローンだと6分で済むとのこと)
この早さがあることで、生鮮食品の配達もできるようになったそうです。
出典:ロボスタ(https://robotstart.info/2019/01/16/jd-drone.html)
まとめ
それにしても30kgまでのものが配達可能というのは驚きです。昨年大分県でおこなわれたドローンの配送実験では、縦横1.7m、高さ70センチ、重量35kgのドローンで、約10kgの荷物が配達されたので、単純にその3倍の重量を運ぶわけですから、いかに大きなドローンなのか…ちょっとドローンの性能を見てみたいものです。
昨日ご紹介した日本国内でのドローン配送の実証実験もそうでしたが、都市部の街中などよりも山間部などの配送が困難なところで特にドローンの効果を発揮できそうですね。まずはそちらから活用が活発化するのは間違いないでしょう。