こんにちは。ここ数日、各地でかなりの気温差が出ている日が続いているようで、温度差が原因で起こるヒートショックに注意、とのニュースが多いです。驚くべきことにヒートショックが原因で亡くなる方は年間17,000人にもおよびます。これは交通事故死の4倍もの数になるそうです。
高齢者に多いと言われますが高齢者に高血圧の方などが多いというだけで、年齢関係なく起こり得ることなので軽視せず注意していきましょう。
さて、本日は国土交通省のドローンに関する話題。ドローンの荷物配送モデルの早期実用化に向けた「ドローンハイウェイ」を活用したドローン配送の検証実験を、今月15日~31日まで埼玉県の秩父市で実施されるそうです。
出典:国土交通省
山間部等の過疎地域等の配送の課題解決
このドローン配送の実証実験ですが、山間部などの過疎地域等において積載率の低い非効率な輸送がおこなわれているなどの現状から、物流の課題解決に向け、検証が実施されることになったようです。
ドローン物流時のCO2排出量削減効果、及び費用対効果などについての検証がおこなわれる予定です。検証実験の地域については昨年に公募がおこなわれ、以下の5箇所が選定されています。
出典:国土交通省
見たところ今回ご紹介の埼玉県秩父市の実証で最後のようですね。
検証実験詳細
日 時:平成31年1月15日(火)~31日(木)
場 所:埼玉県秩父市(浦山ダム~ネイチャーランド浦山)
実施主体:秩父市ドローン配送協議会(代表事業者:楽天)
実験概要
出典:国土交通省
物流の課題とCO2削減
山間地域を中心とした人口減少及び限界集落の増加等により、このままいくと物流事業の維持が困難になる可能性があります。
出典:国土交通省
また、多くの限界集落は山間地域の地理的特性から、標高が高く輸送距離も坂路で長くなる傾向になります。民家も散在しており、この配送をトラックからドローンに置き換えることで、エネルギー効率・CO2削減への効果が期待できます。
出典:国土交通省
まとめ
今回この検証実験には楽天が参加していますが、楽天は以前にもドローンハイウェイを活用した山間部でお弁当の配送実験をおこなわれていました。日本のEC市場でドローンを活用した配送をおこなう為にもノウハウは蓄積していきたいでしょうね。
しかしドローン配送の実現までにはまだ時間が掛かりそうです。特に都市部での活用は色々と課題も山積みなだけに、まだまだ道のりは遠そうですが、こういった山間部での配送に関しては相性が良さそうなので、今後こちらでの活用が活発化されてくる可能性は高そうです。